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卒業式を終えて…

2023/03/07(火)

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昨日、次男の高校の卒業式でした

昨年、18歳となり、新成人となって、そしてまたひとつ成長した

 

絶対泣くだろうなと思っていたけど、案の定、私はボロボロ泣いた

次男が、無事卒業できたことがうれしくて

そして、友達とワイワイしてる姿を見て、また泣いた

 

 

次男は、本当に可愛く産まれた

天真爛漫で、元気で、何事も卒なくこなし、愛されキャラだった

 

でも、小学校高学年から、彼は変わり始めた

おとなしく控えめになり、聞き取りにくいくらい声が小さくなった

 

 

中学生になって、勉強もよくでき、テストでは、いつも学年で2番3番

部活のバスケも頑張っていたが、途中から、気持ちがついていけなくなっていた

 

バスケの練習を人一倍頑張っても、練習をさぼっている体の大きい子が試合に出る

背が低い彼は、どんどん自信を失くし、何も言えなくなってしまう

 

 

真面目で努力家の彼は、ミニバスでも、中学のバスケ部でも、先生から副キャプテンに任命されてしまう

バスケはうまくないけど、部員をお世話する役回りだ

副キャプテンとは名ばかりで、やんちゃな部員は、誰も彼の言うことなんか聞かない

 

彼は、頑張っても、報われないことを知った

いくら努力をしても、理不尽なことに押しつぶされる

 

最後の総体でさえ、後輩が試合に出て、あっけなく終わった

後輩は泣いていたが、彼は泣かなかった

いや、泣けなかった

 

 

彼の心はとうとう折れてしまった

私が頑張らせたからだ

やめることを許さなかったからだ

 

 

そして、不登校となる

毎日、トイレから出れなくなってしまう

いろんな病院に行ったり、スクールカウンセラーに相談したり…

 

精気を失い、何をする気もなくなっていた

自己肯定感を喪失してしまった

 

私がいない間に、死んでしまうんじゃないかと、私は毎日仕事に行くとき、不安で仕方がなかった

心配で心配で、しょうがなかった

 

私が悪かったのだ

もっと、次男の言うことを聞いてあげればよかった

もっと、次男の思いに気づいてあげればよかった

 

自分の体裁を気にして、彼の気持ちを犠牲にした

取り返しのつかないことをしてしまった

 

 

そして、人と接することが出来なくなってしまった

学校にも行けず、自主勉強とゲームのみの生活

成績もどんどん落ち、高校も受験することさえ困難に感じられた

 

でも、高校生になれば、変わるかもと、淡い期待を胸に受験した

試験当日、直前まで、コンビニのトイレにこもり、試験に臨んだ

 

私立公立ともに何とか合格し、晴れて高校生となる

仲の良い友達も同じ高校で、同じクラス

これで大丈夫だ

 

 

それでも状況は変わらなかった

毎日7時間の授業は、彼にとって苦痛だったのだ

 

休み時間の度にトイレ

遅刻、早退、欠席の繰り返し

 

何度も担任、学年主任と保護者会

単位ギリギリで2年に進級

 

仲のいい子が違うクラスになり、全く学校に行けなくなってしまった

このままでは留年だ

そして、2年の夏、通信制に転校した

 

通信制に転校すると、同じ境遇の生徒ばかりだった

少人数のクラスで、授業は無理のない選択制

大学みたいだ

 

この感じが彼には合っていた

最初の頃は、緊張していた彼も、友達ができ、少しずつ外出できるようになっていた

服や髪型も気にするようになった

 

そして3年になり、大学受験も視野に入った

生きる気力が出てきていた

その後、英検や模試も頑張り、12月公募推薦で大学も合格した

 

 

長くて苦しかった5年間

本当に諦めずに、よく頑張った

 

昨日の卒業式で、「お母さん、感謝しています」と言ってくれた

こんなお母さんを許してくれるの?

また泣いた

 

 

このブログを書きながら、いろんな事を思い出し、また泣いた

 

彼のおかげで、私も変われたような気がする

これから、楽しい大学生活を送ってほしいと思った

卒業おめでとう!

そして、ありがとう!

 

 

 

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